Mac OS X Serverを稼働させるハードウエアとして、AppleではXserveを提供している。1Uの筐体だが、冗長電源ユニットや内蔵DVD、最大Xeonプロセッサ2個搭載。他のサーバメーカではきっちり設計してあるミドルレンジ機のスペックに相当する。きっちり設計してあるというのは、安い1Uサーバでは電源はシングルでホットスワップ不可と言った機種と比較してである。従来のXserveは電源がシングルでホットスワップ不可と言った運用上不安が残る構成であったが、近年は随分良くなっている。
しかし、Xeon 2個(8core)以上のCPUパワーを要求する構成には簡単に答えられない。Xsanを用いてクラスタを構成するという技もあるが、アプリ側の対応もあるので全ての構成で使える訳ではない。webサービスであれば負荷分散装置を使い、多重化する技もある。しかしこれらの技術が使えない場面もあるので、CPU性能のリニアな拡張方法は考えておく必要がある。
ここで筆者はAppleはVMwareと組むべき、と提言したい。MacユーザであればMac OS上にAT互換機環境を作るVMware Fusionを思い浮かべるが、これではなく、大型のIAサーバ上に複数の仮想的なサーバ環境を作るVMware ESXを利用するのである。
WMwareの良い所はハードウエアに載るゲストOSからは「VMware」というハードウエアが見えるため、物理的なハードウエアの差異を意識しないで済む。ゲストOSのデバイスドライバは「VMwareというハードウエア」のデバイスドライバだけあれば良い。もし、Mac OS X ServerがVMware ESXに対応すれば、AppleはVMware用のドライバだけ用意すれば良いので、多数のHWとのテストを避ける事が出来る。
これであれば、エンタープライズ市場へ進出する際に新規ハードウエアの開発から逃げられると思うが如何であろうか。
2008-12-16
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