資産管理のために各種銀行/証券口座の情報を集約してくれるaccount aggregation であるが、2024年にiOS向けの楽天家計簿がサービス開始した。
観察すると中身はミロク情報サービスのものを利用している様だ。早速試用してみたのだが、普及させる気があるのか?という代物。
第一に家計簿という名前なのにレシート読み取りが実装されてない。手動登録のみである。
第二は楽天以外のサービスが1業態1口座という楽天経済圏以外を無視したサービス設計。
試しにSMBC PRESTIAを銀行口座として登録したのだが、物凄く酷い。PRESTIAは日本円普通預金口座&マルチマネー口座の様に、ユーザの考える1アカウントに複数口座が紐づいている。この時、他のサービスであれば1アカウントに含まれる口座全てが連携されると予想するのだが、本サービスでは1アカウントに含まれる1口座しか登録できない。ここまで制限があると、使える人が居るのか?というレベルである。他行は試していないのだが、普通預金と定期預金どちらか、という制約のあるサービスを使いたいでしょうか?
さらに、楽天系のサービスであっても、情報取得間隔が長い。「プレミアムサービスでは高頻度で」という事なのだが、現時点でプレミアムサービスは開始していないし、サービス開始予定すら公表されてない。
また、楽天系のサービスも前述の通りミロク情報サービスのものをそのまま流用しているだけなので、楽天キャッシュ、楽天ペイ、楽天銀行定期預金の利用履歴の取得は出来ない。
現時点で楽天キャッシュや楽天ペイの履歴を取得可能なaccount aggregationは存在しないので、ここだけでも利点があればと期待したのだが駄目だった。
とこの様に、家計簿、資産管理どちらにも使えず、サラリーマンが上から言われて「どうせ失敗するから簡単に作れるものを」とばかりに作ったサービスっぽいので普及しないだろう。
ちなみに広告は嫌になる程表示されるといういつもの楽天品質なのであった。



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