「週刊ダイヤモンド」はマルチ商法の巣窟が載っている怪しい雑誌ではない。どちらかと言えば、経営界のご意見番と言った性格の雑誌である。無論、詐欺商法を積極的に取り上げるよりも、糾弾する記事が載る。
そう信じていた。
が、その認識は改めねばならない。
「週刊ダイヤモンド」のコーナー「起・業・人」はJASDAQ等の新興市場に上場した企業を毎回紹介している。ビジネス形態が未熟で成功が怪しい物や、明らかに過剰評価の上場(所謂上場ゴール)で凍死家続出という物もある。しかし、IPOの応募は投資家というプロ意識のある人々の行動であるので、一概に非難はしない。
しかし今回は典型的な節電詐欺会社「ユビキタスエナジー」を取り上げている。節電詐欺は数種類あるが、「ユビキタスエナジー」は電力契約変更型である。この詐欺商法については割愛するが、こんなに問題の多い商売で上場している会社を「起・業・人」で取り上げるとは経済誌の矜持はどこへ行ったのだ。嘆かわしい。