この様にシステムが複数存在するとIDとパスワードの数がその分だけ増加する。このIDとパスワードを一括で管理出来るのがOpenIDだ。OpenIDは、1種類のサービスで使用するIDとパスワードとを他のシステムで使用可能にしてくれるため、ユーザはIDとパスワードとを複数管理する必要がなくなる。
1組のIDとパスワードとを使い回そうとしても上手くいかない。これはシステム毎にID、パスワードで使用出来る文字が異なる、文字数の制限がある、またパスワードの変更期限が異なる、という事情による。
しかし、OpenIDは盛んに宣伝されている割には普及していない。これは何故か。
筆者が思うに、OpenIDの発行元が他のシステムで発行されたOpenIDを受け入れるシステムになっていないからと思う。例えば、mixiではOpenIDを発行している。対応する他システムでmixiのIDとパスワードとを入力する事で他システムの認証を済ませる事が出来る。ところが、他システムで発行された(例えばYahoo!で発行された)OpenIDでmixiは認証出来ない。これではYahoo!、mixiで別々のIDとパスワードとを管理しなくてはならない。
OpenIDの発行は自社サービスの宣伝になる。他システムでの認証時に、自社サービスのログイン画面に遷移するので、ユーザの記憶順位の上昇には良い影響を与えるだろう。
しかし、相対的に知名度のあるwebサービス提供者は、認証時に他社システムを経由する事が他社を有すると考えているのか、OpenIDでの認証を提供していない。実際OpenIDで認証が出来るのは相対的にユーザ数が少ないwebサービスである。
この様にOpenID発行元が考えているのであればOpenIDは普及しないだろう。銀行ATM網が積極的に他社カードとの乗り入れを強化しているのに対して、けち臭い印象を持ってしまう。
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