Microsoft製品、特にOffice系製品はUI設計が悪化する一方である。
初期のOffice(Office 2003辺りまで)ではメニューに関して良くも悪くもMacと似た様なキー操作体系を取っていた。
Mac OSであれば、コマンドキー押し下げに、何らかのキーを押す。例えば、Command + Qはアプリの終了とガイドラインがあり、それに沿った実装が原則。
WindowsもCtrl + Xが大概はアプリ終了のショートカットである。
この時代のショートカット(メニュー呼び出し)は「何らかのmodifer keyを押しっぱなしにする」「特定のキーを押す」という操作が基本であった。
この原則が怪しくなるのがOffice 2007辺りである。(バージョンは忘れた)
リボンインタフェースが採用されたのだが、この代償が大きかった。コマンド呼び出し方法が追加されただけであれば問題は無かった。リボンインタフェースを非表示にすれば良い。
どうも、Microsoftとしては「メニューのコマンドとショートカットを覚えるのは難しいから、リボンインタフェースのボタンをマウスで押させれば良い」と考えている節がある。
キーボードショートカットは従でマウスが主と考えたのだろうが、Office製品のExcel、Wordではキーボード操作が主だと思うのだ。頻繁にマウスとキーボードとの持ち替えは辛いものがある。また、マウスを主としてリボンインタフェースを使うにしても、アイコンのメタファーが不適切で(独自研究)アイコンを押すと何が起きるのかよく判らない。
さらに大きな問題はショートカットキーが大幅に変更された事だ。
ここで「Ctrl + 1文字」のショートカットキー操作体系が崩れた。従来の「Ctrl + 1文字」のショートカットの一部が、「Altを1度押す。プルダウンメニューを選択する1文字を押す。プルダウンメニューから目的のコマンドを選択する1文字を押す」という3アクションに変更されてしまったのだ。 これでショートカットの操作方法が2種類になってしまった。
そしてとどめはOffice 2010辺りから導入されたメニューバーの一番左にある謎アイコンである。
Windows,Macに限らず長年、メニューバーの文字部分を押すとプルダウンメニューが表示される、という伝統であったが、一番左の謎アイコンはプルダウンメニューではなく、初期設定等の新ウィンドウが表示される。これでUIとしての一貫性も無くなってしまった。
Mac OSも近年はUI一貫性が崩れているが、キー操作の一貫性は残っている。
無論、タブレット端末時代を踏まえるとキーボード前提のUIは、という意見も判るのだがOAの世界では教育コストも馬鹿にならないのでUIの一貫性は重要だと思う。
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